2013年05月04日

これがオーバーユースというものか…

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山北町大野山のこもれび遊歩道、共和地区の許可を得て(というか協働で)NPOとしてボランティアの心意気だけで設置した力作だ
開通して2年、様子がおかしい、歩道が低くなっており、通行量が多いことによるオーバーユースが原因だ
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このままでは大変なことになってしまう
奥多摩レンジャーで習得した登山道の整備が役立ちそうだが、企画、アドバイスする時間が全くない・・・・はがゆいばかり

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http://morinotabibito.sblo.jp/article/41733281.html
その中からこもれび遊歩道の部分
 山北町大野山山頂には”こもれび遊歩道”がある、御殿場線の駅から登山で訪れる方や車で来られた方が通年利用している、地元共和地区の方々と我々NPO丹沢森の仲間たちが協働で整備したものだ、丹沢森の仲間たちのメンバーは県内の市街地に住むメンバーと地元の林業家で構成される、殆どが神奈川県森林インストラクターであり、チェンソウなどを使った森林整備を得意とする
 共和地区の方々から半信半疑で整備を任されたのがきっかけだが、荒れた森がみるみるうちに変わっていくのを見て地元も本気になったようだ、間伐・除伐だけのはずが遊歩道の設置までやってしまった、全国植樹祭かながわのプレイベントとして知事を招いて植樹祭までやってしまった
 そんな共和地区とのお付き合いで信頼関係が生まれた、楽しみなのが懇親会、様々な山の食材が出て来る、いつも食べきれない
 しかしながら、共和地区には深刻な過疎問題がある、小学校は廃校予定だったが、1人が転校して来てまた数年存続といった状況だ、都心からわずか1時間ちょっとの神奈川県にこのような現実がある、人も自然も環境は抜群に良いのだが…
 過疎が進めば山は全く整備されない、しかし、この山がなければ県民は水を使うことはできない、神奈川県森林インストラクターとしてはこの現実をなるべく多くの県民に具体的に臨場感をもって伝えてゆく
 こもれび遊歩道は地元タウンニュースで紹介されている
http://www.townnews.co.jp/0608/2009/05/16/22458.html



posted by 森の旅人 代表 at 01:29| 土…野鳥/昆虫