
展示会で久々に望遠鏡を見た、口径305mmの反射が16万円、私が中学生(40年前)の頃の感覚では160万円でも安かった、もっとも経緯台で駆動ギアなどを省いているので安くできたらしい、それにしても鏡筒だけでも16万円の価値はある、ヨドバシカメラでも見たのでもっと安く買えるに違いない、大口径の鏡を磨く技術が進化したのだろう

中学1年生に初めて買ってもらったのはビクセン社60mmの屈折経緯台、赤道儀は高くて買えなかった、今は同じ値段でもっといいものが買える
望遠鏡は進化しても天文の知識というか天体観測の基本は全く変わらない、メーカーの方と様々なお話をしたがよく御存じですねと言われた

全自動のシステム、高校時代にこのような製品はなかったので自作したがうまくゆかなかった、動かすパソコンが無く(とうか20万円以上してしかもでかい)、ポケットコンピューターでプログラムしたがうまくゆかなかった、大学時代になると市販されていたがプロ用で手が出なかった

鏡筒だけで2〜3万円で買える、しかし望遠鏡はどうしてこんなに値崩れしてしまったのだろうか?大量に売れる製品ではないのだから採算は取れないだろう、電子化やネットワーク化しかないのだろうか?誰もが簡単に使える商品ではない、もっと使いやすく…そこに新たな付加価値があると思うのだが…
今年、2012年の5月21日朝に金環日食が起こる、月曜日の朝は真っ暗になる、もう一昨年からわかったいたのでこの日は休みを取り泊りがけで丹沢に行くつもりだ、望遠鏡の展示会でもサングラスの販売など、そろそろ騒ぎ始めている、ヨドバシの店頭でも日食用サングラスを売っていたが客の興味は全くなかった…まだ早い…
今回の日食は望遠鏡でなくとも十分見られるのでわざわざ買う人は少ないだろう、望遠鏡は光量をしっかり落とさないと失明するので危ない、サングラスフィルターは熱で簡単に割れるので注意が必要だ、それよりもデジカメ用のサングラス(フィルター)が売れるだろう
今年は”星のソムリエ”の資格を取るつもりでいる、FM横浜の番組で聞いたので調べたら毎年3月頃から募集があるようだ、ソムリエとか宙(そら)ガールとかおしゃれ戦略で天文ファンのすそ野が広がるのは嬉しい
しかし、この分野はにわか知識よりも観測の実践経験がものをいう、にわか知識で観望会などをやれば恥をかく、自然観察会や野鳥観察会と同じだ
今更、星のソムリエの資格自体にはあまり意味はないが、どのような方々が参加しているのか?森づくりや自然観察、プライベートツアーにつながってゆけば面白い
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posted by 森の旅人 代表 at 08:18|
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